2022年4月23日午後14時頃、「船首部分が浸水している。沈みかかっている」と118番通報があり、現在7名が救助されましたが。全員が意識不明となっています。
引き続き、国交省、海上保安庁、知床漁業船等が救助活動を行なっています。
2022年4月23日が今年初の運航だったという「KAZU1」について詳細を調査しました。
目次
【KAZU1】詳細(知床遊覧船)
事故を起こした「KAZU1」


安全の取り組みに関しても記載がありましたが、
安全に対する会社の方針などの記載はありません。
記載があるのは下記の箇条書きだけでした。
- 知床小型船協議会加入
- 船客障害賠償責任保険加入
- 知床小型船協議会合同安全訓練毎年実施
【KAZU1】運行は「有限会社知床遊覧船」

今回の知床クルーズで事故を起こした会社は「有限会社知床遊覧船」です。
【KAZU1】航路は知床岬コースで世界遺産を満喫の3時間のコースだった

2022年4月23日10時頃に出発し、午後1時頃に戻る予定のコースでした。
「エンジンが故障し、自力走行できない」との情報も入っていたという。
【KAZU1】2021年にも同コースで2度事故を起こす
KAZU1は今回と同じ航路で昨年2回事故を起こしており、1度目は5月15日に浮遊物に衝突し3名が負傷し、2度目は6月11日に浅瀬に座礁した。この座礁事故では、船は自力で離礁し漁港に戻り、怪我人はいなかった。
【KAZU1】知床遊覧船、沈没場所どこ?
KAZU1から知床岬灯台の南西約14キロの海上で浸水したとの通報があったとのことです。
消息不明になった場所はカシュニの滝付近で、当時の水温は1桁(5℃前後)だったという。
知床岬で4名が救助されたことから、カシュニの滝の沖から知床岬まで流された可能性があります。
KAZU1から同業社に救助要請があり、同業他社から通報したとのことです。
KAZU1の乗員からの報告は次の通りです。
「船首が浸水して沈みかけている」
「船が30度傾いている」
「乗客全員に救命胴衣を着せた」
救命胴衣をつけていたとはいえ、水温が1桁となると低体温症は免れません。
消息不明者の無事を祈るばかりです。
一刻も早く救助されることを願います。